導入事例 LEAVE IT UP TO OGIS-RI.
導入背景
複数拠点に分散されていたサーバー回線の運用管理
京都と滋賀にある工場では、独自のドメインを立て、サーバーの管理も各拠点でそれぞれ行っていた。同様に、回線も各拠点で設置していたため、その支払処理も非効率な状態であった。
また、サーバーは通常のオフィススペースに設置していたため、夜間や非営業日の室温上昇によるハードディスクの不具合が夏場に頻発し、翌日の業務に支障をきたしていた。
サーバーの運用管理は、各部門に任されていたが、専任者はおらず、事業部で誰かが兼務をしていた。
このような状況のため、各拠点のシステムの細かい部分まで管理ができておらず、本社側でも全体の状況を把握しきれていなかった。

導入ポイント
信頼のおける実績ときめ細やかな対応
これらの問題を解決するために、データセンターやクラウド移行の検討が始まった。そのような中、既存のベンダーからもクラウドへ移行の提案があったが、費用が見合わないものであったため、他のベンダー数社に声をかけた。その中で、「きめ細やかな対応で、永くお付き合いしたいと思ったオージス総研に決めた。」という。
移行にあたっては、20台程度あるサーバーを自社で設置するか、それらをアウトソースして回線と共に集約するのか、どちらがコストが削減されるのか試算を行った。その結果、運用管理の工数も含め、資産を保有するより、月々の費用を支払う方がコストメリットがあると最終判断し、オージス総研の仮想化サービスを利用することとなった。
導入効果
安定した運用と運用工数削減
導入後は、「自社でサーバーを保有していた場合のようにメンテナンスや更新を意識しなくてよくなった。」という。さらに「担当SEの方にきっちり対応して頂き、安心して移行できた。移行後は、各拠点で障害等の対応をする時間がなくなり、本来の業務に集中することができるようになった。」と振り返る路次氏。
また、仮想化への移行は、作業費等の一時費用が掛かるが、その他にデメリットは、あまり感じていないという。「敢えてデメリットを言うならば、全てオージス総研にお任せして安定的なサービスの供給を受けたため、社内の知識・技術のレベルアップがなかったという点であると思う。しかしながら、自社でスキルを持ち続けるというのは難しいので、アウトソースによって会社全体として効率化できてよかった。また、これまでは、サーバーが壊れると、データが復旧できない状態であったが、仮想化と併せてバックアップサービスを提案頂いたことにより、データを損失することがなくなったのも大きな効果の一つである。」という。
運用全般においては、「専門の知識が必要になった場合には、オージス総研ではSEが応えて頂けるので、非常に助かっている。運用サポートの範囲で、SEに問い合わせできるので安心できる。何かあれば、相談している状況で、今では技術面のサポートのみならずIT全般のパートナーである。」と笑顔で路次氏は語った。
今後について
経営的視点に立ち、独自運用メニューの提供に期待
現在、全サーバーで仮想化サービスを利用している。「仮想化サービス利用開始後、サーバーのOSサポート切れという新たな問題が発生した。その際も、オージス総研に全てお任せし、無事対応を終えることができた。このようなきめ細やかな対応があるお蔭で、日常的な運用はオージス総研に任せ、今後ネットワークインフラをどのように展開していくのかという経営側の視点に立つことができるようになった。運用サービスを利用する一番の目的を果たすことができていると感じている。」
そして、仮想化によりこれまでの課題が全て解決した今、脆弱性対応、ウィルスバスターのサーバーのバージョンアップ等、よりセキュアな環境での高度なシステム運用を実現する提案を期待しているという。
